一より習ひ

「稽古とは一より習い十を知り、
 十よりかえる元のその一」なのだそう。
 和の世界をマイペースで巡る
 植田伊津子の徒然記です。

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洗い張りの反物

単衣のきものが足りない。探してもない……悉皆屋さんに預けっぱなしになっていると思って、週の半ばにOさんに電話して持ってきてもらう。
私はいくつかきもののお手入れ先があって、Oさんは家までとりに来てくれる方である。

そうしたら、洗い張りを頼んでいた無地を一緒に届けてくれた。
そうそう、昔に女優の丘みつ子さんからいただいた色無地が汚れてきたので、染め替えをしようと、悉皆に出したままだった。


充分染め替えに耐えられそうな強度がある。
これの地紋はおもしろい「木立模様」。木立の枝の先に大小の蛍絞り加工を施してもらって、北欧風デザインの小紋にしようか……とも考えていたけれど……今はやはり無地染めにしようか……と思案中。色はグレーを数滴落とした、落ち着いた黄丹(おうに)みたいな色が第一希望。



いただいてから昨年までは、もらった状態のまま着用していた。丘さんは、背丈がわたくしより少し大きいぐらいなので、着丈も裄もさほどの不自由はなかったのだ。
わたくしはきものをいただいた場合、よほどサイズが異なっているか、ひどい汚れでない限り、しばらくはそのままの状態で着ている。表地や八掛の色が好みの色でなくてもである。

そして、裾が切れてきたり、汚れが目立ってきてから、洗い張りに出して、自分好みの色に染め直し、八掛も新調。そのときに自分サイズに仕立て直すようにしている。こうしたやりくりは母に教わった。

うつくしい状態に直った無地の着尺を前に、何色にしようかと思案する。
少し前までは何か加工をして小紋にでもしようかと思っていたけれど、今の気持ちとしては素直に無地に染め直す気持ちに傾いている。
来週、京都の「染めのみずぐち」さんが東京へいらっしゃるので、相談をしてみよう。

水口さんとわたくしとは色の好みが違うので、また「こんな色に染め直したいの?」とひと悶着ありそうだけれど。しかし、正直に「この色なら植田さんに似合う」「その色は似合わないよ」と言ってくれる人が身近にいると助かる。


さて、仕事を早めにすませて、今週もお茶の振り替え稽古に夜行く。

貴人清次の薄茶をおこなったら、点前の後半がぐずぐずの状態でした。
丸卓に柄杓を飾るのに、伏せておくことさえ忘れている。ど忘れを繰り返し、つっかえてばかりのひどい点前を前に「あなたとしたことが……一体どうしちゃったのよ?」と、師や姉弟子さんたちが苦笑していた。

このところ日常が慌ただしいので、点前が浮き足立っているのだろう。ひとつ歯車が外れたら、あれよあれよとばかりに他も狂ってしまったところにも、未熟さが表れている。


この時期は、たくさんの露草が。花がこれだけ開くと茶花の風情じゃなくなるけれど、紫のつぼみがゆるみはじめたぐらいのときに籠に入れたりするのもいい。


街中で見つけた梅花空木(ばいかうつぎ)。清楚な四弁花がたわわな花をつけていた。茶花に使うときは、花の数がさほど多くなく、枝の小さなものを選んだほうがよさそう。


下を向くホタルブクロが、これまたかわいらしい。ここは、まわりがすべてホタルブクロの葉なので、きっとこれから次々に花が咲くのだろう。
お稽古・茶道 | comments(1) | trackbacks(0)

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COMMENTS

Posted by 竹とんぼ  at 2011/06/18 9:12 PM
ブログの再開を大変喜んでおります!
今日も雨、来週もずっと傘マークがいっぱいですが
雨に洗われた草花は美しいですね(^.^)
2枚目でご紹介いただいた梅花空木ですけれども 
これはただの空木か丸葉空木ではないかと思うのですが・・・・
ウツギと名のつく花はとても種類が多いんですね。

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