一より習ひ

「稽古とは一より習い十を知り、
 十よりかえる元のその一」なのだそう。
 和の世界をマイペースで巡る
 植田伊津子の徒然記です。

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今日もお稽古へ

木曜に引き続き、今日もお茶のお稽古へ。いっこうに雨が止む気配がなかったので洋服である。

洋服なら洋服で、何を着て行こうかと迷ったりするけれど、お稽古場では、「腰巻き」にそっくりな、長いお稽古用の巻きスカートをつけるため、結局パンツでもミニスカートでも構わない。
腰巻きをつけると、きもの同様の足さばきになるので、わがお稽古場の洋服の人は、みんなコレをつけて動く。
上半身は、洋服の上から「花月の友」というお稽古用のベストみたいなのをつける。


うちのお稽古場で使っているのはこちら。

お茶はきものでお稽古するのが理想ではあるけれど、
もちろん洋服で構わない。ただ洋服のときは、きもののように胸元に帛紗などを挟むための上着があったほうがよい。

というのも、炭手前をするときは胸元に紙釜敷(かみかましき。檀紙を四つ折りにした釜敷き。初炭で使用する)というものを挟んで点前座に出なくてはいけなかったりするし、濃茶点前で楽茶碗以外の茶碗をお客さまに出すときは、胸元から古帛紗を出して添える、という約束がある。
洋服でも、胸元に「何か」がしまえる仕掛けが必要というわけだ。そのための「花月の友」という上着である。


このようなお稽古着も見つけました。「花月の友」より丈が長いので安定感がありそう。

今日の教場は大にぎわいで、着いたときにすでに10名以上。また、お稽古をはじめたいという若い方がお母さまと一緒にいらしていた。彼女は社会人一年生だという。
他にも楽しいことがたくさんある世の中なのに、よくぞお茶を選んでくれた、と握手でも交わしたい気持ちで横に座っていたわたくしは、もうおそろしく親切である。気持ちが、顔と態度に表れているのだろう。じつにわかりやすい人間なのだ。

ともかく、こうして縁あってこのお稽古場に来てくださったのだから、入門したら大切に育ってほしいと思う。それこそ、水と肥料とおひさまをたくさん与えて(褒める)、そして、そこそこ厳しく……である。
わたくしが直接教えるわけではないけれど、せっかく入ってくれた人に辞められるとつらい。
中小企業における新入社員を見守る先輩社員のような気持ちなんですね。

来週は奥伝の大円草を見ていただく予定なので、今日のお点前は台天目をおこなった。
大円草(だいえんのそう)は大円盆上に載せた唐物と和物のふたつの茶入を使用する点前である。奥伝の中でも台子を使わない種類で、大円盆扱いの「草」の点前だ。草とはいうものの、奥伝の点前は予習と復習がかかせない。
お稽古・茶道 | comments(2) | trackbacks(0)

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COMMENTS

Posted by 律子  at 2011/06/05 4:29 PM
植田さま

お久しぶりです!
メールでたいへん失礼なお願いをさせていただきます(笑)
今日は6月5日(日)です。
話をコンパクトにかいつまんで言いますと、キモノベーシックルールを本にしていただけないでしょうか?
久々に札幌に帰りまして(函館→札幌)、着物を着たのですが、やはり、着なれない私には小物や羽織、コートはもちろん、帯や長襦袢の季節別のルールがなかなか難しく、ささっと着て気後れすることなく、颯爽と出かけることができないのです。本当はそうしたいのです。
普段着のキモノをちょっとした外出に着て出かけられたら、なんて植田さまにはなんでできないの?アホじゃないか、と思われると確信していますが、いまかいまかとベーシックルールが本化するのを一日千秋の思い(ちょっと大げさかな)で待っています!
よろしくお願い致します。








Posted by 植田伊津子  at 2011/06/09 1:35 PM
ご要望をいただきまして、ありがとうございます。

わたくしたち3人に元気があれば、「よーし本にするために、いろんなところに働きかけるぞー!」と即座に動くわけですが、ナマケモノの性分なのか手つかずのまま、きものブログを放置しているようなことです。
なんとかしなくてはいけないと思いつつ……すみません。

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