一より習ひ

「稽古とは一より習い十を知り、
 十よりかえる元のその一」なのだそう。
 和の世界をマイペースで巡る
 植田伊津子の徒然記です。

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3月11日

昨日は、昼間のお茶のお稽古に行っていた。
そうしたら午後にガタガタと来て、はじめは「地震じゃない?」と話している余裕があったのだけれど、すぐに「ガガガガ」とものすごく揺れて、釣釜の釜が炉壇のあちこちにぶつかって湯が吹き出しそうになった。茶室のある日本家屋のガラスも怖ろしい音を立て始めた。

おそろしくなって茶庭に出たら、隣家との境である塀も、地植えされた木々や植栽も、見たことがないほど揺れている。きものを着たまま地面にしゃがんで、姉弟子さんたちとしばらく震えていた。

ちょうど期末試験中で、午前で帰宅した中1の息子が自宅にいたため、「先生、ひとりで自宅にいる息子が心配なので帰ります」と急いで帰路につく。徒歩で帰れるお稽古場であったことに感謝。

途中、公園にたくさんの人が集まっていたり、肉屋のおばさんが防災頭巾をかぶっている姿を見て、これはどうなっているのかとはやる気持ちで自宅にたどり着いたら、会社にいるはずの夫が家にいて、息子を保護していた。

夫はほんとうに偶然、奇跡的に仕事が早くに片付いて、先週の土日も休日出勤していたので、午後休をとることにして帰ってきたのだという。
「それはよかったわね」という間もなく余震が続いて、皆で家中の本棚を抑え、風呂に水を溜めたり、懐中電灯やロウソクなどの備蓄の確認をし、窓を開けてすぐに出られるようにしながら、震源地である東北の被害をテレビで見つめていたが……もう凝視できないような状況で心を痛めている。

被災地の皆さんに心よりお見舞いを申し上げます。読者の皆さんは、大丈夫でしたでしょうか?
わが家も東北地方に住する夫の親族のひとりとまだ連絡がとれません。心配しています。

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COMMENTS

Posted by りつこ  at 2011/03/12 8:23 PM
お久しぶりです。
今、私は函館市内に住んでいますが、学生時代と社会人三年目まで仙台在住でしたので知人友人がまだまだ仙台におります。
電話が不通で、メールの送信受信ができず、連絡がつきません。大変心配してます。
私はお茶を習い始めたのが仙台で、清香院(嘉代子奥様)さまのご出身の土地柄ですから裏千家とは縁の深い場所ですよね?
日本全国の皆さま、全世界中の方達からの支援応援が届き始めていると聞き、離れた函館にいる私もすごく勇気とパワーをもらっています。
東北地方の皆さま、太平洋海岸沿地方の皆さま、長野や北陸地方の皆さまにこの全国の、世界中からの支援声援が隅々まで行き届くことを願わずにはいられません。




Posted by 着物愛好者です。  at 2011/03/12 10:20 PM
こんばんは、着物愛好者です。
私も東北に住む母と昨日から連絡がとれなくて、今となっては心情としてはケセラセラになっています。
ロザリオを握り締めながら、テレビとネットを交互に見ながら、気を紛らわしています。
植田さんのご親族もご無事でありますように。
Posted by 植田伊津子  at 2011/03/14 9:33 PM
りつこさん、着物愛好者さん

ほんとうに未曾有の大惨事で、テレビのニュースを見ていて、涙がこぼれそうになっているわたくしです。被災地の方々のことを思うと、胸が詰まります。
関東では原発の不安もあり、計画節電といった不測の事態にも見舞われ、予断を許しませんが、このようなときこそ冷静な行動が求められるものと自分や息子に言い聞かせております。
親族とはまだ連絡がとれませんが、希望は捨てておりません。

避難所での不自由な生活を送られている方に、心よりお見舞い申し上げますし、安否不明の方々がひとりでも生き延びておられますよう……おそらく日本人皆が祈っていることと存じます。

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