一より習ひ

「稽古とは一より習い十を知り、
 十よりかえる元のその一」なのだそう。
 和の世界をマイペースで巡る
 植田伊津子の徒然記です。

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100円ショップの茶筅と懐紙

隣町に出たついでに、100円ショップの「ダイソー」に立ち寄った。

というのも、ラッピング用の透明な袋を買いたかったからである。わたくしは頻繁にこちらに行くわけではないが、行ったらだいたい全棚をじっくり見て、「えー、こんなのも100円なの!」と感心しながら時間を費やすことになる。

今日は抹茶の茶筅が、和食器の棚で売っていたのに気づいた。すごい! 皆さんはご存じでしたか? 

さすがにこれは100円ではなく、300円(税込で315円)の商品。けれど、茶道具店で茶筅の一般品は約3000円である。お稽古用の数穂でも1000円ほどの値段がするので、こちらは格段に安い。

ところで、茶筅には、濃茶用と薄茶用、そして天目茶碗でのお茶を点てるときに使う天目用の種類がある。一般的に見かける茶筅は薄茶用で、こちらは濃茶用のそれに対して穂の数が多い。

薄茶用の茶筅でよいものは120本立てや100本立て、それから80本立て、数穂(約70本前後)というような種類がある。
濃茶用の茶筅は薄茶用よりも穂の数が少なくて、中荒穂や荒穂などと呼ばれている。およそ40〜60本立てだろう。

茶筅の穂の数が多いほど、製作時に竹を割く高度なテクニックがいるので、高い値段になっていく。
また、煤竹(表千家)、黒竹(武者小路千家)、白竹(裏千家やその他)といった竹の種類によっても値段が異なるし、高山茶筅などの国内のブランド品は中国製にくらべて高価である。

ダイソーの300円茶筅は60本立てなので、薄茶に使うよりも濃茶を練るのによさそうな本数。とはいえ、わたくしは自宅できまぐれに濃茶を練ったりしないタイプ(ちなみに薄茶は、だいたい毎食後やおやつの時間に飲んでます)。

買っても使わないかもなー、けれどいつも以上に手首のスナップをきかせたら薄茶でも使えるか……などとブツブツつぶやきつつ検討。ま、値段が値段だから文句はいえまい。製造は中国製。

ところで、これだけ安ければ、いろいろ使いようがあるような気がする。はじめて小さな子どもに茶の湯を体験してもらうときなどに、各自にひとつずつ茶筅をプレゼントすることだって気軽にできそうだ。

また茶筅の横では懐紙も売っていた。こちらはひとつ100円也。それもまたまたびっくりしたことに「各御家元好み」と包みに記してある。大創産業の家元好みの懐紙なんてものがあったのか……。マジ?


お稽古・茶道 | comments(2) | trackbacks(0)

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COMMENTS

Posted by 茶々  at 2011/03/10 10:39 AM
はじめてコメントさせて頂きます。
中国製の茶筅などの竹製品は色を抜くのに漂白剤を使っているそうです。
これを金魚鉢にいれると金魚が浮かんでくるそうで、特にお子さんのプレゼントにはおすすめ出来るような物ではないと思います。
(最近は日本製でもそのような処理をしているそうですが)
青竹を白竹にするまでには火であぶり、油抜きをして数年干してと大変手間がかかるらしく、手っ取り早く漂白して安く販売しているようです。
Posted by -  at 2014/05/22 3:18 AM
管理者の承認待ちコメントです。

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