一より習ひ

「稽古とは一より習い十を知り、
 十よりかえる元のその一」なのだそう。
 和の世界をマイペースで巡る
 植田伊津子の徒然記です。

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永樂善五郎展と鈴木一弘展

先週、京都から帰ってきたわが家では、息子が風邪を引いたようで高熱で寝込んでしまった。彼は夜中1時間ごとトイレで吐いていた。胃腸にくるタイプの風邪だった。

わたくしは彼を見守る傍ら、打ち合わせに出かけたり、週末は息子の学級懇親会があったりもして、なんやかんやと雑事に追われている。

さてひとり息子の彼。このところ反抗期に入ったせいか、家での会話が少ない。学校の様子を聞いてもほとんどしゃべらない。
それにいろいろ気掛かりなことがある。家で宿題をしている姿を見ないのだ。わたくしは「なんて宿題が少ない学校なんだろう」と思っていた。

そうしたら、懇親会で一緒になった親たちが「うちの子はもう帰宅したら宿題にかかりきりで……」というではないか。わが家の息子と正反対の様子に、わたくしはまったく驚いて……思わず担任の先生にアホ親よろしく「各自の宿題の量が異なるのでしょうか?」とうかがったのだった。

そうしたら、先生は「みんなに同じ量を出していますよ(笑)」という。他のお子さんが四苦八苦して取り組んでいる宿題を、なぜ彼はこなせている?
家では、ナマケモノそのもののだらりんとした生活……友だちに、翌朝、宿題の答えを引き写させてもらっているなどの悪事を働いているとしか思えず、諦観の面持ちで帰宅。さっそく息子に問いただす。

彼は、家ではリラックスして過ごしたいので、休み時間や昼休みにこなしているのだと言い張った。
本当かどうかはわからないが、もう自己管理をしなくてはいけない年齢でもあるので、わたくしは言葉を呑み込んで「それならいいけれど」と精いっぱい抑えて言った。

とにかく根気よく見守るしかない。親業は、もうずっと我慢の連続のような気がする。
わたくしが代わりに宿題をしようったって、宿題が相応にむずかしくてわからないわけだし。けれど気になるのだ。ほんとにもう……。

子どもは子どもの道を行く。だから親は親で、自分の人生を充実させるのがいちばんである。

今週は、茶の湯の有名人の個展がふたつ。千家十職の永樂善五郎さんと、名物裂復元で有名な鈴木一弘さんの展覧会が、どちらとも日本橋で開催される。永樂善五郎さんについてはこちらの記事も参照。


今展出品予定の「赤芽柳ノ絵水指」永樂善五郎作。もう嫁ぎ先が決まってそうな気がするが……。

ところで、鈴木一弘さんは鈴木一(はじめ)さんのご子息である。一昨年亡くなられたお父上の一さんは、名物裂や更紗、竹屋町裂の復元に人生を捧げられた裂の研究家で、『名物更紗類聚』(光村推古書院、絶版)『名物裂事典』(自費出版)なども著された。一弘さんはお父さまの仕事を側で支え、ともに歩んでいらした。

さあ、かーさんは頑張りますよ!

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17代 永樂善五郎展

会期 3月9日(水)〜15日(火)
会場 
日本橋高島屋6階美術画廊
時間 10時〜20時(最終日は16時まで)
※日本橋高島屋での5年ぶりの個展。絢爛豪華な永樂家らしいものは当然として、今回は唐津や御器など土ものの作品も陳列。新作約80点。
※9日〜13日(日)まで三千家の流派による添え釜があり。

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還暦記念 鈴木一弘染織展

会期 3月9日(水)〜15日(火)
会場 
日本橋三越本店6階美術特選画廊
時間 10時〜19時(最終日は16時まで)
※葛城太夫愛用の布と伝承される文様「葛城裂」を復元。その他、竹屋町裂の額や古帛紗、また名物裂を用いたネクタイなども展示販売。

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COMMENTS

Posted by KarukuIppai  at 2011/03/09 8:05 PM
はじめまして。いつも拝読、愛読しています。

二つの展覧会、早速行って参りました。
鈴木さんの展覧会、実物の持つ迫力、予想以上に感銘を受けました。
十二ヶ月の袱紗などおもしろい趣向もありました。

永楽さんの展示会、おなじみの海松など、独特の鮮やかな色彩の品々、じっくり拝見しました。あいにく添え釜終わってましたが、11-16時にやっているとのこと。今日、明日は表千家とのことでした。

こういった展示会の情報なかなか入手しづらいので、こちらのブログに感謝します。どうもありがとうございました。

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