一より習ひ

「稽古とは一より習い十を知り、
 十よりかえる元のその一」なのだそう。
 和の世界をマイペースで巡る
 植田伊津子の徒然記です。

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祇粋(きっすい)秋展、終了

京都の染めもの業専門・祇粋(きっすい)さんの秋展、本日終了(銀座・石川画廊)。


DM用に撮影した扇面に松竹梅文染帯と訪問着。染め帯は、この絵の密度で18万円! お太鼓と前腹にたっぷりと贅沢に友禅と刺繍がほどこしてあって、ぱっと見、30万円近くの値段に錯覚する帯だと思う。

春展に引き続いて、今回もお手伝いをさせてもらった。
遠方よりお越しの方々、前回の展示会詳細を記した
当方のブログを見てすぐに電話で問い合わせをして本展を心待ちにされていた方、通りすがりの方、青年部のお知り合い、お稽古場の相弟子さんたち……なんと、故郷の同級生や宗偏流茶道を嗜んでいる又従兄弟のミーちゃんまで顔を見せてくれた。
皆さま、ありがとうございます。




今回は色無地をあつらえでつくりたいお客さまのために、多めの白生地(話題の高級生地・新小石丸をはじめ、好きな色に染めて8万5千円というバランスのよいものまで)を用意していた。
期間中、あつらえにともなう楽しい苦悩に面した方々の決断の現場に立ち会う。

どの方も、おあつらえでしか味わえないおもしろい色無地ができあがると思う。そりゃ、わたくしが横について納得されるまでアレコレ相談に乗るわけだから、絶対大丈夫、のはずです!

そして、春・秋に活躍する紗ゴートや、盛夏のきものをつくることができる紗の白生地も素敵なタイプがそろっていた。
祇粋さんは紗の地紋選びに芸があって、他ではあまり見かけない珍しいものを白生地屋さんから探し出す才能がある。と、わたくしは思っている。
こちらが染める紗の着尺は、大手の百貨店も扱うヒット商品なのだ。

それを、無地の1色染めや2色ぼかし、絵羽染めなど、これまたオーダーで好きな色に染めてもらえる絶好の機会だった。染め上がりで9万7千円〜という魅力的なプライスである。

北村武資さんっぽい!紗や、市松、横段、牡丹唐草など、新柄10種類がそろっていて、「どーしよう、これも捨てがたい……」と、紗の地紋、染め色について着尺に穴が空くほど検討するお客さまの横顔は、真剣そのもの。でも、あつらえの醍醐味はそこにあるのだ。

紗といっても透け感の少ないものなら、3〜5月、9月末〜11月初旬にかけて、1年の半分ぐらいわたくしなどは袖を通したりする。とくに温暖化の進む最近は、単衣(紗)コートの出番が多いのである。
塵除けがわりに、これで紗羽織をつくっても楽しいだろうなあ。

来年の企画展の予定はまだ未定。
お問い合わせは、祇粋(電話 075-922-0626)まで。お電話をいただいた方には、展覧会を催すとき(不定期)にご案内を差し上げるとのこと(こちらは実店舗をかまえていません)。


貝桶柄の訪問着。やや控えめなはんなり加減なので、帯を目立たせるだろう。


梅文様の付下げ小紋。灰桜+ベビーピンクの大ぼかしの梅が梅柄の地紋にほどこしてある上に、仕立てたときに絵羽付けに見えるよう、ところどころに刺した梅の刺繍も愛らしい。


着こなし | comments(2) | trackbacks(0)

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COMMENTS

Posted by はないろ  at 2010/10/19 8:33 PM
いつもお茶のお話も興味深く拝見しています。今回アップされた画像にうっとりさせられました。画像でこんなに良く感じられるのですから、本物はもっと凄いんでしょうね。紗のコートも誂えたいと思っていた私にはまさしくツボな記事でした。早速DM送って下さるように連絡してみます。
Posted by 植田伊津子  at 2010/10/19 10:42 PM
はないろさん

かわいいでしょう! こちらの染め帯などは、軽い訪問着や付下げみたいなものに乗せられる格調があります。
もちろん小紋にもよいのですが、遊び柄の小紋よりは、あらたまった小紋と品良く合わせるとステキですね。

ぜひ、祇粋さんに電話をして、次回のご案内を送ってもらってください。
そのときは実際に会場でお目にかかって、ご相談にのらせてもらえたら幸いです(^_^)。

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