一より習ひ

「稽古とは一より習い十を知り、
 十よりかえる元のその一」なのだそう。
 和の世界をマイペースで巡る
 植田伊津子の徒然記です。

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シンプルライフ

今週は盛りだくさんの1週間となった。展覧会に行ったり、茶友のSさんとお出かけをしたり、もちろんお仕事も……。

でもとくにたいへんだったこと。
冷蔵庫が壊れた! 週初めに冷凍庫部分から大きな音を出ていて調子がおかしいと思っていたら、次の日に冷蔵庫もダウン。
今春はテレビや照明がダメになって、つい先日買い替えたばかりなのに、「冷蔵庫、おまえもか?」である。このところ電子レンジの調子もイマイチで、洗濯機もガタガタしている。ちょうど結婚13年ほどたって、全部買い替え時期にきているのかもしれない。

さて、電化製品のなかで、壊れていちばん困るのが冷蔵庫である。とにかく、中に入っているものを片っ端から食べなくてはいけない。
たくさんの氷を買ってきて、食物の隙に入れる応急処置をしていたのだが、傷みの速度にはかなわず、料理して家族の胃の中に入れてしまうほうがはやいと判断した。ゆえに、必死に料理、料理、料理……の朝昼晩であった。

共働きの現代生活には大型冷蔵庫は必須アイテム。スペースがあると必要以上にいろんなものをストックしているものである。
今回、溜め込んでいるのを反省するとともに、保存食の必然や毎日使う分だけを購入するといった、つい40〜50年前は当たり前であった暮らしを見つめる数日となった。冷蔵庫が壊れて知った「シンプルライフ」である。

《Book read through》

『柳橋物語・むかしも今も』山本周五郎著 新潮文庫刊
20代初めの頃、文学系出版社の先輩お兄さん編集者に「山本周五郎ぐらい読んでおかなきゃ」と言われたことがある。恥ずかしながら、それまで山本周五郎を読んだことがなかった。この作家は、わたくしが大学卒業してから読み出した人である。

大衆の良心の上澄みをそっとやさしくすくい上げ、ぐいぐいと「読ませてしまう」のが山本周五郎。本著も王道路線を行く。登場人物がみなほどよくけなげ。周五郎さんは「抑えて」書く方なので、リアルにじーんとなる。

ちなみにご存じの方も多いと思うが、毎年「山本周五郎賞」という賞が発表されている。一般には知名度がさほど高くないのかもしれないけれど、これはプレ直木賞ともいえる存在で、山本周五郎賞をとった小説はハズレがない。

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