一より習ひ

「稽古とは一より習い十を知り、
 十よりかえる元のその一」なのだそう。
 和の世界をマイペースで巡る
 植田伊津子の徒然記です。

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祇粋春衣展終わる

祇粋展、終了。3日間立ちっぱなしだったので、少しはほっそりしただろうか。

今年はなぜかきものがらみの仕事が年初から続いていて、「重なるものだなあ」と不思議に思っていたのだけれど、やっと少し肩の荷が下ろせる。
お客さまとお話しをするのはきらいではないと思うが、ひとりひとりの状況をじっくりと聞きたいわたくしは、あわただしい展示会は少々落ち着かない。

わたくしが得意とするお茶のきもののご相談に関しても、その方ごとのシチュエーションは微妙に違うし、流派ごとの紋の表し方の傾向や、師事される先生の社中に対するきもののお好み(先生によってお茶のきものに対する考え方に温度差がある。生徒は師の影響を受けるもの)、研究会のきものひとつをとっても地方と東京とでは相違があるわけで、茶会のきものといっても、「織りなごやは茶事には使わないでしょ」とか「染め帯はお茶会に使わないでしょ」と単純に割り切れない。

お茶のきものは、洒落着の世界にはないおしゃれが存在する。いわば協調的なおしゃれといえるかもしれない。
わたくしのところへ相談にこられる人は、その世界の約束事に不安を抱えたり、お茶会やお茶事、日々のお稽古のきものの現状を知りたくてお越しになっているわけだから、個別にきちんとお話を聞きたい。その上で、そういう方々のお役に立てたらうれしいな、と思っている。

本展は商品の準備に行き違いがあって、いろいろ反省点の多い展示会だった。とりあえずお越しくださいました皆さま、ありがとうございました。


※4月11日付けブログを見て、お問い合わせが多かった変わり生地(紋紗)。ブログでは、合いの時期には透け感のある上着(道行・道中着・紗羽織)が重宝するが、なかなかよい生地が見つけられないと書いた。写真がわかりにくいとのことだったので、参考までにもう一度掲載↓。

黄色とグレーの2色ぼかし。12万8000円。草が揺らいでいるような透かし。無地1色染めならば8万円〜。


薄プラム・グレー・落ち着いた萌黄の3色ぼかし。12万8000円。


ギンガムチェックのような紋紗に若草色の地色。白の手描きストライプに丸点の柄付けである。12万8000円。
上記3点とも本来は薄物(7・8月)の長着用の着尺。それを上着に仕立てるのは、どちらかといえば贅沢な作り方といえる。


こんな染め帯も出ていました。辻が花模様を型染めしたちりめん。柄がたっぷりとついているので、どこをお太鼓に出しても楽しみである。たとえば織物の大島や結城に合わせたら、シックでやわらかな感じに着られる。季節に関係なく締められる帯は重宝だろう。10万5000円。


大胆な細長市松小紋(18万5000円)と気球柄の染め帯(14万8000円)。シャレもの同士の組み合わせである。細長市松は長羽織にして、無地感覚の織りのきものにのせる手もある。それじゃあもったいないぐらいのよい着尺なのですが……。


ガラス細工の結晶のような抽象飾り柄を飛ばした無地場の多い小紋(12万8000円)。ちょっとした気の張る場所でも使えそうなドレス感覚のきもの。格調のある織り帯から写真のような軽いシャレのなごや帯まで、いろんなタイプを受け止められる。茶会などに使っても気が利いている。


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