一より習ひ

「稽古とは一より習い十を知り、
 十よりかえる元のその一」なのだそう。
 和の世界をマイペースで巡る
 植田伊津子の徒然記です。

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祇粋・東京初個展

 東京を抜け出して北のほうに遠出。といってもプライベートではない。お仕事でした。

駅に向かう道中、ぬくぬくとした風が頬を撫でる。
昼寝でもしたらさぞ素晴らしかろうというような陽気である。「春眠暁を覚えず、処処啼鳥を聞く」とはこういう日のこと。春の眠りはだれにも心地よい。
でも今週のわたくしは、猛スピードであちこちへ出歩かねばならない。一時もうたたねをしている暇がないのである。5月半ばになれば山を越えるだろうか。

さて帰り道に書店に寄って、
やっと今月号の『婦人画報』を購入。じつは今週末に催されるきものの展示会、祇粋(きっすい)春衣展のインフォメーションが今号に載っているのである。

祇粋は京都の染専門業者さんで、今回わたくしが東京での初個展のお手伝いをすることに。展示会場の選定、商品のコーディネート全般を任せてもらえた。それは、わたくしにとってもエキサイティングな作業だった。祇粋さん、ありがとうございます。

昨年よりいろんな作品を見せてもらってきて、ほんとうに思いがけない出来事もあったのだけれど、ようやく今週末の開催を迎える。

こちらの商品は、甘辛コーディネートを助ける絶妙なセンスで、有名デパートや専門店を通して、25年にわたって関東圏のお客さまに愛されてきた。
けれど、エンドユーザーのお客さまに、これだけの数のオリジナルの染めものを見ていただく機会は今回がはじめて。作り手側は期待と不安が半分ずつ。いや、たぶん不安のほうがずっと大きいだろう。


黒地草花文唐草の塩瀬帯。季節を問わずに使えるので、便利なこと間違いなし。

ここが手がけるものは、引き立て上手なきものといってよいかもしれない。主役を張れるタイプのきものは、印象が強いためにコーディネートに頭を悩ますことも多いけれど、そんなときこそ「ちょいユル」路線。
一見「物足りない」ぐらいのあっさりしたものが大役立ちするのは、よくきものを着ている人ほど実感している事実だと思う。今回はそんなきものが並びます。はい。


二つ輪違い文の小紋(下)と縞文(上)。ほんのりソフトな気配が、帯も引き立てるし、着る人間も引き立てる。

期間中わたくしもずっと会場に常駐している。こんなに長時間、会場にいるのはめずらしい。だからきっとお客さまとゆっくりお話ができるのではないかと思っている。
陣中見舞い大歓迎! よろしければのぞいてみてください。

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祇粋  春衣展
ーわたしを引き立たせてくれるさりげないきものー

期間  4月11日(日)12時〜18時
        12日(月)10時30分〜18時
        13日(火)10時30分〜17時
場所 石川画廊
   東京都中央区銀座7丁目108番地先
電話 03-3571-6571

※祇粋が提案するのは、空気感を漂わせるきもの。ベビーピンク、クリームグレーなど、繊細かつ上品なチャーミングカラーを吟味して染めています。『帯が合わせやすい』『大げさに見えない』……お出かけに最適なおしゃれ小紋や付下げをはじめ、ヘビーローテーション入りが確実な塩瀬の染め帯など、新作を中心とした約100点近くの作品を一挙公開。



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