一より習ひ

「稽古とは一より習い十を知り、
 十よりかえる元のその一」なのだそう。
 和の世界をマイペースで巡る
 植田伊津子の徒然記です。

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | - | -
<< 楽艸新春展「寿ぎ色・祝い柄コレクション」・ArchitectS Office gallery | 【お誘い】4月19日(日)、一緒に女義の公演へ行きませんか? >>

茶道の立ち居

この前のお稽古のとき、道具を持って立ち上がったときに「よろっ」と不安定になった。

このところ必要最小限しか体を動かさず、筋肉が弱ったのが原因だろう。お正月からの小太り状態も完全には解消されていない。
雑誌
『CREA』のダイエット特集号を買ったけれど、もう少し暖かくなったら実行しようと眺めていただけだった。

お茶は、立ったり座ったりするときに、足の筋肉を使う。筋肉が弱いと立ち居に支障が出るのだ。
お茶の立ち居で大切なのは、背筋がぶれないことだと私は教えられてきた。体を前後に揺らすことなく、まっすぐ立ったり座ったりしなくてはいけないのである。

まず、両足を同時に爪立てて、かかとの上にしっかりお尻を乗せる。乗せたときに背筋をまっすぐにする。
それからどちらかの足を半歩ほど前に出して、片膝を立てる。立てるとはいうものの、完全にではない。「浮かす」といったほうがニュアンスに近い。
ふつうの本勝手の場合は右足、逆勝手の場合は左足を立てるのが約束だ。

それから立ち上がる。立ち上がるときも、背筋がまっすぐかどうかを初心者は意識したほうがよい。ここでぶれる人が多い。

「いつも立ち上がるときによろけます」という方。もしかしてあなたの身長は高いのではないだろうか?
私がお稽古場で観察していると、最近の若い方は背が高くて、膝下が長く、皆さんスタイルがよい。けれど、そういう人に限ってよろけがちなのである。

教則本には書いてないが、そういう人は片膝を前に出すときの「半歩」を、ほんの少しだけ大きくされるとよいのではないか。「心持ち」である。そうでないと、きものの前が開きすぎて乱れてしまう。
背の高い方は、おそらく小さい方より立ち上がるときの負担が大きいだろうから、足場を安定させる工夫をするほうがよいのではと思われるのだ。

もしくは、太ももの筋肉を多少鍛えておきたい。筋肉さえあれば、ふつうどおりの半歩でも差し支えなくまっすぐ立ち上がれるはずである。

かかとにお尻を乗せるときも注意が必要だ。
正座から両足を爪立てるときに、かかと同士をくっつけてから立ち上がるようにしたい。
そうでないと、きものの奥が見えてしまうのである。すねの裏や、きもののストッキングをはじめ、ヘタをすると長ズロースまであらわにする……(ズロース以外の表現がわからないが、とにかく肌着である)。

無防備にかかとを開いたまま立つ人を見ると、「見るべきではない」と思っていても、想像以上に目立つから、どうしても視線が行ってしまうのだ。
洋服の稽古のときから、意識してかかと同士をつけるクセをつけないと、きものを着たときだけ急には直せない。




JUGEMテーマ:茶道


ふるまい | - | -

スポンサーサイト

- | - | -